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時代と共に変っていく、運動の常識

早いもので前回の日記をつけてから2ヶ月近く経ってしまいました。まぁトレーニングも、
減量の取り組みも「継続する」ことが大きな効果を手にする最大の条件であるので、
とにかく私もブログを続けることに意味があると考えております。

さて医学では病気の治療法が日進月歩で変化していると聞きます。実はトレーニングや運動の世界でも時代によって方法が変わってきたものが数多くあります。

今回取り上げるのは「肉ばなれ」の予防法についてです。肉ばなれとは、急激な力が筋肉にかかったことで筋肉の繊維が切れてしまう傷害です。激しい痛みと内出血、大きな断裂になると、筋肉の切れた部分がへこんでいるのが目で視ても確認できます。
 
スポーツの場面では若い世代からトップアスリートまでよくみられる傷害ですが、アキレス腱断裂と並んで、普段、運動不足の人が久しぶりに走ったりテニスやサッカーなどのスポーツをおこなったりした時に頻繁に起こる傷害です。最近は余り見かけませんが、運動会などで「父母競争」や「教職員競争」等があると毎回程度の差はありますが、多かれ少なかれ1人くらいなる人がいますね。
さてこの肉ばなれですが、以前は「筋肉が硬いと起こる」と言われていました。筋肉の柔軟性が無いとすぐに伸びきってしまい切れてしまうという考えですね。だから予防法として運動前のストレッチが推奨されることが多かったのです。確かに肉ばなれを起こした人の身体が硬いことが多いので、一見、この考えは妥当なように思えますが、、実は最近の研究では筋肉の柔軟性の不足が肉ばなれの原因ではないことが分かってきました。
筋肉が切れるタイミングは、筋肉が伸びきってしまったときではなく、伸びる途中で切れてしまっていることが明らかになったからです。つまり身体が硬くても柔らかくても肉離れが起きるリスクに違いはありません。
肉ばなれを起こしやすいか、起こしにくいかは「筋肉の強度」によるのです。
(一般的にはスティッフネス(硬さ)と表記します。柔軟性とは違う意味での筋肉の硬さです)
強い筋肉は急に引っ張られても切れにくく、弱い筋肉は引っ張られるとすぐに切れてしまう、というわけです。したがって肉ばなれを予防するには筋肉を強くするトレーニングが有効なのです。特に重りをゆっくり降ろすときのような筋力発揮でトレーニングすることが効果的です。マシンを使うときであれば戻すときの動作をゆっくりおこなうことで鍛えられます。
肉ばなれを予防するには、運動前のウォームアップ(軽い有酸素運動などで筋肉の温度を高めること)と日々の筋肉の強化が重要です。また強い筋肉も疲労すれば筋肉のスティッフネスは低下してしまいますので疲労度を考慮することも大切です。
残念ながら、今でもスポーツクラブや健康教室などでは、情報がアップデートされず「肉ばなれ」の予防法としてストレッチが紹介されていることが多々みられます。みなさんがそのような場面に遭遇したら、トレーナーや講師に正しい方法を教えてあげてください。

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